天地結 まほろばや

暮らしの知恵2026.09.11読了目安 5

2024年、九運に入りました——変化を感じているご家庭へ

文:Ray光の大黒柱建て師・一級建築士)

この記事の要点

  • 風水の三元九運では、2024年から2043年までが九運にあたると考えます
  • 一年ごとの年盤とはものさしが違い、二十年単位の大きな区切りです
  • 九運は離=火・光・美・情報が主役になる二十年だと風水では考えます
  • 2024年を過ぎてから変化を感じている、というお声も実際に届いています
  • 整え直しは照明から。手元は明るく、夜の居間は低い位置の明かりに

2024年、風水の暦では二十年ごとの「運(うん)」が、八運から九運へ切り替わりました。この二十年で何が主役になるのか、住まいと働き方をどこから整え直すか。今日はそのお話をしますね。

二十年に一度の、大きな区切りです

風水には三元九運(さんげんきゅううん)という時間の見方があります。百八十年をひと回りとして、それを二十年ずつ、九つに分ける。2004年から2023年までが八運、そして2024年から2043年までが九運にあたります。次の一運が始まるのは2044年です。

以前、一年ごとに移り変わる年盤のお話を書きました。今日のお話は、時間のものさしがまるで違います。

年盤が季節ごとの衣替えだとすれば、九運はクローゼットそのものを見直すときです。衣替えは毎年、出す服としまう服を入れ替えるだけで済みます。けれど二十年も経てば、持っている服の種類も、似合う色も、暮らし方そのものも変わっていますよね。棚の高さを変える。丈の合わなくなった一着を手放す。そういう、もっと根っこからの入れ替えが起きるとき。それが運の切り替わりだと、私は捉えています。

暦をひらいて、二十年という区切りを眺めてみる

九運の主役は、火と光だと考えます

風水(玄空飛星)では、九運を司るのは離(り)という象意だと考えます。離が表すのは、火、光、美しさ、情報、そして発信。目に見えないものの価値、と言い換えてもよいと思います。

その前の八運を司っていたのは艮(ごん)、山と土の象意でした。積み上げること、留め置くこと、形のあるものを蓄えること。二十年かけて土台を築く時代だったと風水では見ます。

そこから、火と光の二十年へ。積むことより、照らすこと。持っていることより、それが誰かに届いていること。ここ数年、画面越しの仕事やつながりが一気に暮らしへ入ってきましたね。風水の側から見ると、それは離の象意とよく重なります。もちろんこれは、風水ではこう読む、という一つの見方です。当てにいくためのものではなく、自分の暮らしを置き直す手がかりとして使うのがちょうどよいと思っています。

お客様から届く、変化の声

こうしたお話をすると、ご自身の実感と重ねてくださる方が少なくありません。

「そういえば2024年を過ぎたころから、マンション内で警察沙汰が増えているんです」。そんなお声を伺ったことがあります。「事業の流れが、前と変わってきた気がする」とおっしゃる経営者の方も。ご本人が原因を探しても、これといった心当たりがない。けれど、たしかに前とは違う——そういう手ざわりの変化です。

もちろん、こうした出来事を運のせいだけにするのは乱暴ですし、私もそういう見立てはしません。ただ、節目には、隠れていたものが表に出てきやすいと風水では考えます。積んで留めておく時代から、照らして表に出す時代へ。伏せていた課題がそのまま伏せていられなくなる、とも読めるのです。

もしいま、うまく言葉にならない変わり目のただ中にいらっしゃるなら。それはあなただけに起きていることではないのかもしれません。そう思っていただけたら、と思ってお伝えしました。

住まいは「光の質」から整え直す

ここから建築の話をさせてください。離が光の象意なら、住まいで真っ先に見たいのは照明です。そして照明は、感覚ではなく数字で語れます。

日本の住まいは長らく、天井の真ん中に大きな明かりをひとつ、という形が主流でした。部屋全体は均一に明るくなりますが、手元だけを明るくしたいときも、夜しずかに過ごしたいときも、同じ光しか出てきません。

明るさは「一つの灯り」では足りません

明るさの目安でいうと、本を読んだり細かい作業をしたりする手元には五百ルクス前後がほしいところです。一方、居間でくつろぐ全般の明るさは百五十から二百ルクスもあれば十分。この差を天井の一灯だけでつくるのは、そもそも無理があります。小さな明かりを何か所かに分けて置く。それだけで、住まいの表情は変わります。

場所光の整え方
書きものや作業の手元机の上に手元用の明かりを一つ足す。昼間の作業には白っぽい光が向きます
居間の夜天井の明かりを落とし、背の低い明かりを二か所。色はオレンジ寄りに
窓辺厚い布を一枚外し、光を通す薄手のものを残す。昼は照明を消して過ごせます
玄関帰宅して最初に目に入る場所。切れかけの電球があれば替える

机は、窓から一メートル以内に

働き方の側も、同じ考え方で見ていきます。家で仕事や学びをする時間が増えたなら、その席をダイニングの端に間借りさせたままにしないこと。窓から一メートル以内に机を寄せるだけで、昼間に必要な照明はぐっと減ります。画面に向かう仕事なら、窓が正面ではなく横に来る向きが目にやさしいですよ。風水でも、光の入るところに人の居場所をつくると氣の巡りが軽くなると考えます。

窓辺にひとつ、光がよく届く場所をつくっておく

今日のひとこと行動

家の中でいちばん暗いまま放ってある一角を思い浮かべて、そこに明かりをひとつ足してみましょう。

二十年という区切りは、身構えると大きすぎます。けれど、やることは拍子抜けするほど小さいんです。電球を替える。机を窓に寄せる。それだけで、住まいはちゃんと今の時代のほうを向きはじめます。

白露を過ぎて、まもなく秋分。日の短くなるのが目に見えてわかるころです。夕方の冷えと日中の暑さの差で体に負担がかかりやすい時期ですから、羽織るものを一枚、手の届くところに置いてお過ごしくださいね。

Ray

Ray光の大黒柱建て師/一級建築士

建築の実理と風水の知恵で「家と心」をともに整える、天地結まほろばや主宰。プロフィール

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