お金・仕事2026.09.14読了目安 4分
仕事机の右側に、余白をひとつ——手が動く場所に、流れが生まれる
文:Ray(光の大黒柱建て師・一級建築士)

この記事の要点
- ものは、手がいちばん動く場所に集まる。だから机は右側から埋まっていく
- 風水では、座ったときの右側を「白虎」と呼び、低く静かに保つと考えます
- 右側にはA4一枚分の余白を。高さのあるものは左側へ
- 余白は、次の仕事やお金を受け取るための「空いたお皿」
家で仕事をする机、気がつくと右側にマグや書類、スマホが集まっていませんか。今日は、机の上を全部片づける話ではなく、右側に「余白をひとつ」残すだけの整え方をお話ししますね。
ものは、手がいちばん動く場所に集まります
住まいの設計では、台所でも洗面所でも、まず「手がどこで動くか」を考えます。人は、いちばん手の届きやすい場所に、ものを置くからです。
右利きの方なら、書く、マウスを動かす、マグを取る——こうした動きは、ほとんど体の右側で起こります。だから机の上は、右側から埋まっていくんです。そして埋まった右側で次の作業を始めようとするたびに、まず何かをどかすことになる。台所でいえば、まな板を置く場所がなくて、料理を始められない状態ですね。
風水でも、机の左右には意味があると考えます。座ったときの右側は「白虎(びゃっこ)」と呼ばれ、低く静かに保つのがよいとされる場所です。手の動きという実際の理由と、風水の見立てが、ここでは同じ答えを指しています。

右側には「余白」を、左側には「高さ」を
整え方は、とてもシンプルです。机の上を、手前の右側・左側・正面の奥の三つに分けて考えます。
| 場所 | 置くもの | 置かないもの |
|---|---|---|
| 右側(手が動く側) | 物を置きっぱなしにしない余白(A4一枚分) | マグ・書類の山・スマホ |
| 左側 | デスクライト・本立て・小さな植物など、高さのあるもの | 使っていない紙の束 |
| 正面の奥 | 今日使う資料だけ | 先週から置いたままの書類 |
A4の紙を一枚、右側に置いてみてください。その広さが、手が気持ちよく動く目安です。紙をどけたあとも、そこだけは空けておく。これがこの整え方のすべてです。
マグの置き場所と、左利きの方のこと
右利きの方は、マグは左側へ。右手で書類を扱うときに袖が当たらず、こぼす心配も減ります。デスクライトも左側に置くと、書く手の影が手元に落ちません。
左利きの方は、左の手前を余白にして、マグは右側へ。本立てや植物など高さのあるものは、左の奥に置いてください。デスクライトだけは、書く手の影が手元に落ちないよう右側に。背の低いライトを選べば、実際の使いやすさと風水の見立ての両方をかなえられますよ。

余白は、次の仕事を受け取る「空いたお皿」
では、なぜ「余白」がお金の話につながるのでしょう。
食卓を思い浮かべてみてください。お皿が空いていないと、次の料理は盛りつけられませんよね。仕事の机も同じです。右側がふさがっていると、届いた請求書、新しい依頼のメモ、入金の確認——次にやってくるものを置いて、すぐに手をつける場所がありません。
風水では、何も置いていない場所に、新しい氣(目に見えない流れ)が入ってくると考えます。玄関を広く保つのと同じ見方で、机の余白は、仕事とお金の流れを受け取る入口になる、と私は考えています。
もちろん、余白をつくったから収入が増える、という話ではありません。けれど、次の仕事にすぐ手が伸びる机は、毎日の仕事を少しずつ前へ進めてくれます。
在宅のワークスペースの整え方は、著書『在宅開運術!』でもまとめています。
今日のひとこと行動
机の右側(左利きの方は左の手前)にA4一枚分の余白をつくって、今日はそこに物を置きっぱなしにせず過ごしてみる。
夕方、机を離れる前に、余白に何か残っていないかだけ見てください。明日の朝、空いた場所から一日を始められます。片づけが苦手な方も、余白ひとつなら続けやすいはずです。
残暑で集中が途切れやすい時季です。こまめに水分をとって、ときどき窓の外を眺めて、目も休めてあげてくださいね。

Ray光の大黒柱建て師/一級建築士
建築の実理と風水の知恵で「家と心」をともに整える、天地結まほろばや主宰。プロフィール