天地結 まほろばや

暮らしの知恵2026.09.18読了目安 4

二十四節気は、暮らしのリズム譜——次の節気は、秋分です

文:Ray光の大黒柱建て師・一級建築士)

この記事の要点

  • 二十四節気は太陽の動きを24に分けた暦。月の満ち欠けの暦とは別のものさしです
  • 2026年の秋分は9月23日。昼と夜の長さがほぼ等しくなり、ここから日が短くなります
  • 秋分をはさんだ7日間(2026年は9月20日〜26日)が、秋のお彼岸にあたります
  • 次の節気をカレンダーに書き込むだけで、整えるタイミングが決まります

カレンダーの日付の下に、小さく「白露」「秋分」と刷ってあるのを見たことはありませんか。ふだんは読み飛ばしてしまう文字ですが、あれは季節がひとつ先へ進む合図なんです。今日は、この二十四節気を、暮らしと住まいを整えるタイミングの目安として使う方法をお話ししますね。

二十四節気は、太陽の位置で決まります

二十四節気は、太陽の動きからできた暦です。空を一年かけてめぐる太陽の通り道を15度ずつ24に分けて、それぞれに名前をつけたもの。太陽の位置そのものが目盛りなので、日付は毎年ほぼ同じところに落ち着きます。

よく混ざってしまうのが、月の満ち欠けの暦です。新月から満月へというあのリズムは月の動きによるもので、二十四節気とはまったく別のものさし。月の暦が7日ほどで満ち欠けの表情を変える拍だとすれば、二十四節気は、およそ15日ごとに刻まれる、もっとゆっくりした大きな拍です。

次に停まる駅を、知っておく

一年を一本の路線だと思ってみてください。二十四節気は、その線路に等間隔で置かれた24の駅です。いま列車は、そろそろ「白露」という駅を出ようとしているところ。次に停まるのは「秋分」で、2026年は9月23日、秋分の日にあたります。次の駅の名前がわかっていると、降りる準備ができますよね。

設備設計の仕事でも、太陽の位置は計算の出発点です。夏と秋とでは太陽の高さが違うので、同じ南向きの窓でも、部屋のどこまで光が届くかが変わります。暦は空想ではなく、動かしようのない太陽の目盛り。風水では、天の巡り・土地や建物・住まう人、この三つが重なって家の氣が決まると考えます。二十四節気は、そのうち「天」の目盛りにあたるものです。

暦は、めくるだけでなく書き込んで使うもの

白露から秋分へ、秋の節気の並び

いまは「白露」の終わりごろ。草に朝露が結びはじめる、という意味の名前です。この先の並びを、短く見ておきましょうね。

節気2026年の日付暮らしの目安
白露(はくろ)9月7日ごろ〜朝晩の気温差が出はじめる。寝具を一枚足す
秋分(しゅうぶん)9月23日昼と夜がほぼ半分ずつ。ここから日が短くなる
寒露(かんろ)10月8日ごろ露が冷たくなる。温かい飲みものに切り替える

秋分は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。風水の考え方でいえば、陽の氣と陰の氣がちょうどつり合う日。そしてこの日を境に、夜のほうが少しずつ長くなっていきます。年に二度しかない、ものごとが半分ずつになる日。整えの区切りに使うには、これ以上ない目印です。

秋分のころ、住まいでできること

大げさな模様替えは要りません。この時期に合うことを、いくつか、ご紹介しますね。

  • 朝、南の窓に立って光の届く位置を見る——太陽が低くなるぶん、光は夏より部屋の奥まで入ってきます。その明るいところに、椅子や植物を移してみてください
  • 夏のものを、一日ひとつずつ入れ替える——薄い寝具、扇風機、麦茶のポット。全部を一日でやらないのが続くコツです
  • お彼岸に、まわりを拭く——2026年の秋のお彼岸は9月20日から26日。仏壇やご家族の写真のまわりを乾いた布で拭くだけで、その一画の氣がすっと落ち着きます
  • 灯りを一段やわらげる——夜が長くなる季節です。夕方以降、天井の明かりを少し落として、手元の灯りを足してみましょう

どれもお金はかかりません。けれど、季節が変わったことを体と家の両方に知らせる合図になります。

季節が変わったら、花を一輪だけ替えてみる

今日のひとこと行動

カレンダーの9月23日に「秋分」と書き込んで、その日にやりたいことをひとつだけ添えてみる。

「南の窓を見る」でも「寝具を替える」でも構いません。書き込んだ瞬間に、その日はただの祝日から、自分で決めた区切りの日に変わります。次の寒露も同じように書いておくと、秋がひとつながりのリズムになって見えてきますよ。

秋分を過ぎると、日暮れが目に見えて早くなります。朝晩の気温差も大きくなるころですから、羽織るものを一枚、玄関やリビングの手の届くところに出しておくと体が楽です。夏の疲れが残っている感じが続くときは、無理に予定を詰めず、気になるときは早めに専門家に相談してくださいね。

Ray

Ray光の大黒柱建て師/一級建築士

建築の実理と風水の知恵で「家と心」をともに整える、天地結まほろばや主宰。プロフィール

まずは、いまの住まいを知ることから

生年月日とお住まいの向きから、いま最初に整える場所がわかります。数分で結果が届く、無料のセルフ診断です。

登録不要・数分で結果がわかります

← コラム一覧へ戻る