天地結 まほろばや

こころ2026.10.03読了目安 5分

月のリズムで、手放す日・始める日を決める——新月と満月の使い分け

文:Ray(光の大黒柱建て師・一級建築士)

この記事の要点

  • 新月と満月は、自分では決めにくい区切りを「空に決めてもらう」日
  • 新月は「始める」日、満月は「見返して手放す」日として使い分ける
  • 新月に書いた一行を、満月に見返す。およそ二週間の小さなサイクル
  • 2026年10月は、11日が新月、26日が満月(国立天文台の暦による)

手放したほうがいいのはわかっているのに、なかなか決めきれない。始めたいことはあるのに、きっかけがつかめない。そんな気持ち、ありませんか。今日は、新月と満月という月のリズムを「区切りの日」として借りる方法をお話ししますね。カレンダーに二つの印をつけるだけの、いちばん小さな実践です。

区切りは、自分の外にあると決めやすい

人は、区切りがあると動きやすくなります。「今日から」と言える日があるだけで、同じ決心がぐっと軽くなりますよね。

建築の現場も同じです。工事は、基礎・上棟・引き渡しといった節目で区切りながら進めます。節目があるから、終わったことを確かめて、次の段取りへ移れるのです。

ただ、お正月や誕生日のような区切りは年に一度きり。心の区切りとしては、少し間があきすぎます。そこで昔から暮らしの目安にされてきたのが、月の満ち欠けでした。旧暦では新月の日を月のはじまり、「朔日(ついたち)」としていました。新月から満月へ、そしてまた新月へ。およそ29.5日でひとめぐりするので、ひと月のうちに二度、区切りの日がやってきます。

風水では、満ちたものは欠け、欠けたものはまた満ちる、このめぐりそのものを氣の自然な姿と考えます。私は、月の力で何かが変わると言いたいのではありません。**自分では決めにくい区切りを、空に決めてもらう。**そのくらいの気持ちで使うと、とても頼りになるんです。

区切りのあとには、ちゃんと次の朝が来る

新月は「始める」、満月は「手放す」

新月は、月が太陽と同じ方向にあって見えなくなる日。満月は、まるく満ちて夜を照らす日です。この二つを、始まりと、実り・手放しの節目として意識する考え方は、昔から東洋にも西洋にも見られます。新月に書いて、満月に見返す。この二つの日を、こんなふうに使い分けます。

日ノートにすること見るポイント
新月ノートの新しいページに、始めたいことを一行だけ書く二週間続けられそうな小ささになっているか
満月新月に書いた一行を見返し、続いたら丸、続かなかったら線を引く続かなかったのは、もう今の自分に合わない決まりごとだったからではないか

新月に始めることは、小さくて大丈夫です。「寝る前にストレッチを3分」「朝いちばんに窓を開ける」。大きな目標を立てると、次の満月までに重たくなってしまいますよ。

満月の手放しは、ものに限りません。「毎日やらなきゃ」と自分に課してきた決まりごとや、断りきれずに続けている約束も、見直す対象です。心のブロックと呼んでいるものは、こうした「もう今の自分に合わなくなった決まりごと」の姿で残っていることがよくあります。満月は、それをひとつだけ見直す日にしてみてください。

手放したあとの余白に、季節の草花を

カレンダーに、二つの印をつける

ここからは具体的な使い方です。この秋の新月と満月は、次の日です(国立天文台の暦計算による日本時間)。

  • 新月:10月11日(日付が変わってすぐ、0時50分ごろ)/11月9日
  • 満月:10月26日/11月24日

カレンダーには、こんな印をつけていきます。

  • 新月の日に「●」、満月の日に「○」を書く——まずは印だけで十分です
  • 新月の日には、始めたいことを一行だけ書き添える——「朝、窓を開ける」くらいの小ささで
  • 満月の日に、その一行を見返す——続いていたら丸をひとつ。続かなかったら、責めずに線を引いて手放します

新月に書いた一行を、およそ二週間後の満月に見返す。これが、月のリズムを使う基本のサイクルです。新月の日に書きそびれても、次の新月を待つ必要はありません。思い出した翌日に書けば十分です。区切りは、自分を点検するための目安ですから。

何度線を引いても、同じところで手が止まる。そんなときは、その奥に、長く羽織ってきたコートのような思いがあるのかもしれません。ひとりでほどくのが難しいと感じたら、メニューの「心のブロック」外しセッションも、選択肢のひとつとして覚えておいてくださいね。

今日のひとこと行動

カレンダーの10月11日に「●」、10月26日に「○」を書き込んでみる。

新月の日が来たら、始めたいことを一行だけ。それだけで、次の満月までの二週間が、少し楽しみな時間に変わります。

空気が澄んで、月の輪郭がくっきり見える季節です。そろそろ来年のカレンダーを選ぶころですね。新しいカレンダーを手にしたら、最初に新月と満月の日を調べて印をつけてみるのも楽しいですよ。乾燥が気になりはじめますので、のどをいたわって、こまめにお水を飲んでくださいね。

Ray

Ray光の大黒柱建て師/一級建築士

建築の実理と風水の知恵で「家と心」をともに整える、天地結まほろばや主宰。プロフィール

まずは、いまの住まいを知ることから

生年月日とお住まいの向きから、いま最初に整える場所がわかります。数分で結果が届く、無料のセルフ診断です。

登録不要・数分で結果がわかります

← コラム一覧へ戻る